だんだんと

 「だんだんと」・・・辞書で調べてみると、「物事の程度が徐々に、少しずつ、順を追って変化・進行していくさまなどを意味する表現」だそうです。

現在ぞう組では、給食の盛り付けをほぼ毎日子ども達自身で行っています。
「バイキング給食」と呼んでいますが、好きなものを好きなだけ、というわけではなく見本の盛り付け量を見て、それより少なめが良い時は少なめに盛り、たくさん食べることができる時は「後でおかわりしようね。」と伝えて見本と同じくらいの量を盛ってもらっています。

ある日の給食の時間のお話です。
K君の盛り付けの順番が回ってきました。何やらぶつぶつと独り言を言っています。「ブロッコリーは好きだから入れようっと。これはあんまりだから・・・1つ入れておくか!」
次はHちゃんの順番です。「柿は苦手だから少しにしてもいい?」栄養士「もちろん!このくらいでどうかな?(と切ってみせる。)」「うん!」

K君がうさぎ組の頃は、給食を食べる前に「減らしたい人?」との職員の声掛けにも手を挙げることが出来ず、どうしたらよいかわからなくなっていました。
Hちゃんはきりん組の時に、減らしたいことが伝えられず、泣き出してしまうこともありました。
そんな2人が自分で食べられる量を考え、伝えたり量を調整出来るようになったのは、ぞう組になって急に出来るようになったわけではなく、乳児期からの経験や関わりから得たものであると感じます。
職員は無理強いはしません。それでも「食べなくてもいいや。」という投げやりな関わりではなく、いつか「食べてみようかな。」と思ってもらえるように一緒に食べながら「美味しいね!」と声をかけたり、興味を持ってもらえるように絵本を読んでみたりと様々な手立てをしてくれています。

こうして、子ども達が主体的に「食べてみようかな。」という思いがだんだんと育まれています。

急に、ではなく「だんだんと」子ども達の成長を一緒に見守っていきたいと思います。


10/6の「中秋の名月」の給食。
給食を食べないで帰る予定の子どもが人参のうさぎがのっていることを知って、給食を食べて帰ることになったそう。


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